【開催報告 CAP講演会・シンポジウム】

赤い羽根共同募金助成事業


2025.8.30&31
【CAPいばらき J−CAPTA定時総会 開催報告】

CAPとは、子どもへの暴力防止を目的とした人権教育プログラム。
水戸こどもの劇場には[CAPいばらき]というグループがあり、茨城県内の保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校・放課後デイサービス・児童養護施設などに、ワークショップを届けています。

全国にあるCAPグループを取りまとめている団体が、国内に2箇所あり、CAPいばらきを含む東日本と大阪・沖縄のCAPグループが
[一般社団法人J−CAPTA]
に所属をしています。

そしてそのJ−CAPTAに所属する、全国のCAPグループが集まっての定時総会が、8月30日、31日の2日間に渡って水戸市民会館にて開催されました!!

◆◇◆
初日の8月30日は、総会事業と全体研修。
1年間の活動と、これからの事について、しっかりと確認し合う時間となりました。

2025年は、アメリカで誕生したCAPプログラムが日本でも行われるようになって30年の節目。会場には今までにワークショップを行った場所を記した地図も飾られました。

夜は交流会の楽しい時間♪
みとちゃんも来てくれて、みんなと一緒にカンパイ🍻してくれましたよ✨
お弁当はイイジマの常陸牛弁当🍴
全国各地から集まったメンバーには、水戸といえば…の水戸黄門の顔出しパネルが大人気!
劇場キッズたちが作ってくれたウェルカムボードも好評でした♪

◆◇◆
2日目の8月31日は、
『こどもの声を聴くために大人ができること』
というテーマの元、講演会を行いました。
講演会は一般公開、CAPメンバーに加えて水戸や近隣の市民の方にもご参加いただきました。参加165名。

[午前]
【一般社団法人こどもの声からはじめよう代表理事】
川瀬 信一さん
【常磐大学人間科学部心理学科教授】
秋山 邦久さん
による講演。

[ランチタイム]
CAPの理事メンバーによるランチミーティング

[午後]
【茨城のいじめ問題を考える会 代表】
  S高校3年生 悉知 信さん
による公演と、参加してくれた子どもたちによる意見交換。

盛りだくさんの内容となりました。

参加者からの感想を一部ですがご紹介です。

・最近アドボカシーに関心があり、今回、良い機会だと思い、参加しました。講師の方のお話が非常にわかりやすく良かったです。

・一日を通して子どもの視座に合わせて話を聴くことの大切さが分かった。意見の押しつけにならないよう、傾聴を心がけていきたい。

・自分の子どもがいじめで不登校となった経験がありました。
悉知さんのお話を聞いて元気をいただきました。

・前から興味があったアドボカシーのことをお二人の話をきいて目からウロコでした。無意識の偏見のなんと多いことか。文脈のすり合わせこれから意識していきたいです。 子どもたちの声をきく事ができたこと貴重な体験を共有でき胸があつくなりました。

・改めて子どもの話を聴くおとなの存在の大切さを感じました。そして同じものを思い浮かべていないのかも…ということを知っておくのは大切だなと思いました。

・当事者としての経験や当事者の視座からの話を聞くことで新たな気付きがたくさんありました。 こどもの声を聴くことの大切さも痛いほどに感じました。『話してくれてありがとう』

来年の総会は、新潟で開催だそう。
日本のCAP31年目に向けバトンを繋げられたことにCAPいばらき一同安堵しております。
全国から水戸へ集まってくださったメンバーのみなさん、
CAPや講演会に興味を持っていただきご参加いただいた市民の皆様、
ありがとうございました!

◆◇◆
CAPワークショップは、子どもへの人権教育プログラム、予防教育プログラムとして、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校、放課後デイサービス、児童養護施設にて開催しています。
子どもへのワークショップの他に、保護者や地域の大人向けの『大人ワークショップ』、教職員向けの『教職員ワークショップ』があります。

また9/27には、年に2回の公開大人ワークが開催されます。
こちらの情報は追ってSNSにてお知らせいたします!

ご興味のある方は、どうぞ水戸こどもの劇場・CAPいばらきまでお問い合わせください。


子どもの声を聴くためにおとなができること

子どもの権利について理解を深め、子どもの声を聴き、エンパワメントするために、おとなは何ができるかを考えます

日時|

2025年8月31日(日)

午前の部 9:30~11:30
午後の部 13:45~15:00

会場|

水戸市民会館 3階 大会議室(水戸市泉町1-7-1)

対 象

子どもと関わるおとな
午後の部は「親子」でぜひご参加ください。
中高生の場合は一人や友人との参加も可能です。
小学生以下はできるだけ保護者とご参加ください。

定員200名

参加費|

無料(要事前申込み)

【午前の部】
講演:子どもの声を大切にする社会を目指して

[ 子どもの権利とアドボカシー ]

川瀬 信一 さん

一般社団法人 子どもの声からはじめよう代表理事

こども家庭庁参与。千葉大学非常勤講師。元公立中学校教諭(児童自立支援施設に勤務)。子ども時代に里親家庭、児童自立支援施設、児童養護施設で育つ。厚生労働省「子どもの権利擁護に関するワーキングチーム」、内閣官房「こども政策の推進に係る有識者会議」等に参画。

[ 身近なおとなが 子どもの声を聴くということ ]

秋山 邦久 さん

常磐大学人間科学部心理学科教授(公認心理師)

大阪市立大学(現:大阪公立大学)大学院修了(学術修士)し、秋田県職員(心理判定員)として児童相談所や福祉事務所、障害者相談所などに16年間勤務。2003年~文教大学大学院、2010年~常磐大学大学院にて臨床心理士の養成に、2018年度~公認心理師養成に携わる。弘前大学大学院、桜美林大学大学院、東京家政大学の非常勤講師のほか、埼玉県白岡市社会教育委員、秋田県スクールカウンセラー、全国の児童相談所や教育委員会、保育所のスーパーバイザーを務めてきている。(株)越谷心理支援センターを立ち上げ、現役のセラピストとして臨床実践を行っている。

出入り自由のランチミーティング 「おとなができることは?」

*ランチミーティングに参加の方は、昼食をご持参ください。

【午後の部】
講演:今、夢にむかって歩む~いじめの体験から~

悉知 信(しっちあきら)さん

角川ドワンゴ学園S高等学校3年 茨城のいじめ問題を考える会代表。高校1年で行政書士合格。いじめ被害の経験から、いじめ不登校問題の改善をめざす。

講演後、子どもを中心に質疑応答や意見交換をします。

お申込み|締め切りました。

下記、申込フォームからお申込みください。

講演会・シンポジウム申込フォーム 

または電話でお申込みください。

・氏名(ふりがな) 

・年齢  ・電話番号

・所属(職種など任意)

・参加枠 ①1日 ②午前のみ ③午後のみ

・親子参加の場合はお子さんの名前・年齢

申込締切 8月15日(金)

お問合わせ

認定NPO法人 水戸こどもの劇場 CAPいばらき
☎029-255-0908(平日 10:00〜17:00)

共催:一般社団法人J-CAPTA