【開催レポート:CAPおとなワークショップ公開講座】
私たち水戸こどもの劇場内で活動しているCAPいばらきでは、いじめや虐待など子どもへのあらゆる暴力防止のため、地域の小中学校や児童養護施設等で子どもたちやまわりの大人たちにも人権の大切さをつたえる活動「CAP(子どもへの暴力防止プログラム)」をしています。
そのCAPのおとなワークショップ公開講座を2021年5月20日に実施しました。
子どもへの暴力防止のためにまわりの大人には何ができるかを、寸劇を見て話し合うことができました。
参加者の感想の一部をご紹介します。
*子どもの話を聴くワークの中で、いじめられる子の役で大人に聞いてもらえなかったあとに、次の設定で「聞いてくれる大人」の人が「そうか、つらかったね」と認めてくれた時、ワークの中の設定だと分かっていても、その言葉にホッとして気持ちがフワッと軽くなりました。これが、実際の子どもの立場だったら、自分の変化に気づいてくれて、相談し、聞いてくれる大人がいるという安心感は計り知れないものであると気づきました。
*「相談する」と「チクる」の違いがわかってよかった。逃げてもいいし、いやだと言ってもいいというのは困っている子にとっては救われると思いました。
*子どもの立場はとても弱いものなので大人が助けてあげることの大切なところも知れた。
*今回の受講を通して、わたしも今一度子どもたちの立場になり考えさせられた。私たちが今度は子どもたちに伝える番だと感じました。
*劇やロールプレイを通じて理解することができた。
そのほかにも感想をいただいています。水戸こどもの劇場ウェブサイトで紹介させていただいています。
おとなワークショップでは保護者や教職員、あらゆる大人が子どもを孤立させないために、援助するために何ができるかを考え、学ぶことができます。
少しでもCAPの周知を、そしてこのワークショップの開催やワークショップに携わるスタッフを増やしていくためにもぜひ応援をお願いいたします。
CAPの詳しい情報はこちらからご覧ください。