【終了:CAP スペシャルニーズプログラム養成講座 in 水戸】
スペシャルニーズプログラム(SNP)は、知的障がいのある子どもへ向けたCAPプログラムです。日本 では2008年より養成講座が始まり、全国の特別支援学校・学級等で実施されています。先生が実施する 2日間(予習日・復習日)とCAPが実施する3日間の5日間で構成されており、CAPプログラムの中でも、 唯一先生と協働で実施するプログラムです。
スペシャルニーズプログラムならではの方法とCAPの基本 が詰まっています。様々な障がいのある子どもへのCAPプログラム実施のガイドラインにも触れ、また 通常のクラスで出会う障がいのある子どもへの対応にも役立ちます。すべてのスペシャリストの皆さん に知っていただきたい内容です。5年ぶりの開催です。すぐに実施しないグループの皆さんもぜひこの 機会にご参加ください。
日 時: (2日間)
2023 年 1 月 28 日(土) 10:00~18:00 (9:30 開場) /1 月 29 日(日) 9:15~17:15
場 所: 茨城県総合福祉会館(セキショウ・ウェルビーイング福祉会館) (茨城県水戸市千波町 1918/TEL029-244-4545)
講 師: 木村里美氏
参加資格: CAPスペシャリスト(就学前プログラム養成講座修了者)
定 員: 40人
受講料 : 18,000円 *テキスト代別
お申込み : 下記の申込用紙ダウンロードしていただき、必要事項を記入し、FAX・メールでお申込みください。(締切 1/7) >>終了しました。
講座1ヶ月前より受講確定書および会場・宿泊案内等のご案内をお送りします。
*J-CAPTA 登録グループの皆さんはグループでまとめて申し込んでください。
■すでに SNP プログラム養成講座を受講した人のためのフォローアップ受講を受付けます。 申込書に「フォローアップ受講」と明記してください。上記締切後に空きがあった場合、申し込み 順にご案内いたします。
なおフォローアップ受講の皆さんの講座中の座席や発言について、配慮し ていただくことをご了承ください。2 日間または 1 日通しての受講をお願いします。
フォローアップ受講料は 1 日 3,500 円(準会員・アクション会員価格)
※J-CAPTA 感染拡大防止ガイドラインにて開催運営いたします。完全事前申込となります。 「感染拡大防止のお願い」をご確認の上ご参加ください。
問い合わせ・申込み:
TEL 090-2876-9429 / FAX 011-666-8517
総合インフォメーション: j-capta@j-capta.org
協力: CAPいばらき 029-255-0908
*本事業は、令和4年度茨城県企業連携型NPO活動支援事業助成金「すずぬいNPO活動支援事業」を活用しています。
●茨城県企業連携型NPO活動支援事業https://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/josei/kenmin/kigyourenkei_npo.html
●鈴縫工業株式会社
https://www.suzunui.co.jp/
茨城県内には、特別支援学校が25校あります。そして障がいがある子どもは暴力を受けやすい傾向にあり、人権を大切にする教育のニーズが高まっています。知的障がいや発達障がいのある子どもをもつ保護者や支援をする方々から以前より障がいのある子どもへの暴力防止プログラムの実施に、高い関心を寄せていただきました。
しかし、障がいのある子どもへの暴力防止プログラムは、これまで22年間に渡り実施してきた就学前向け、小学生向け、中学生向けプログラムに比べて専門的な知識や実践には豊富や経験や実力が必要なプログラムであるため、残念ながら茨城県では25校のうち1校も実施には至っておりませんでした。
まずは県内で人材を養成して、チームを作って育成すれば、今後たくさんの障がいのある子どもたちに安心して自信をもって自由に生きるには何ができるかを伝えることが出来ます。
これまでのご期待に応えられる企画を実行に移して、何より障がいのある子どもが偏見や差別などさまざまな暴力を受けないで、安心して暮らせる茨城県になるように、また、暴力を受けそうになったら何ができるのかを本人はもちろん、周りの人にも伝えて、そして生きやすい社会に変わっていくように目指したいと思っております。
capチラシ snp水戸2023開催報告
2023年(令和5年)1月28日(土)29日(日)、水戸市セキショウ・ウェルビーイング福祉会館にて開催しました。
延べ参加者 27名(県外からの参加者含む)
参加者のご感想・ご意見をご紹介します。
・学校も、支援教室が増設されたりと、様々な個性の子ども達との出会いが増えています。対等に惑う前にすこしでも知識とスキルがあればお互いにより良い関係性が築けるのではないかと。一歩前へ背中を押してくれる学びの場でした。
・弱いもの、守られるものと認識されがちな子ども達だが、だれでも自分で自分を守るチカラがあって、それを信じ丁寧に引き出していくCAPプログラムある。
・「誰もがヒーローになれる!できることからはじめよう」
・今までの未就学児、小学生、中高生向けにやってきたプログラムとは違った配慮がたくさんあるのだと実感した。失敗してもいい、その失敗を失敗で終わらせない精巧に得ていく、言葉で伝えていくという事が印象的だった。
・特別支援学級に通級する子も増えている現状、暴力の被害や課題を子ども達に届けることはとても大切だと思っていた。特に性暴力に関しては、自分が被害にあっているという事さえも分からない現状もあると思っている。多くの子ども達に「安心・自信・自由」が守れれる社会になるように活動をしていきたい。
・障がいのあるお子さんであっても、そのお子さんに寄り添い、理解を促し、エンパワメントする。CAPの理念そのままの内容でした。CAPスペシャリストへの信頼があるからこそ現場の裁量に委ねられている、自由度が高く、深い内容でした。
・少しでもCAPの提供現場を経験して、自分の中に落とし込んでいきたい。
CAPいばらきは、すべての子どもには安心して自信をもって自由に生きる権利があると伝える子どもの人権教育の活動を、茨城県内の学校や児童養護施設、様々な団体や機関で2000年からワークショップを続けてきました。
障がいのある子どもにもどんな子どもにも、さまざまな暴力から自分を守り、自分で考え判断し、問題解決する力があります。
しかし一方で、障がいがある子どもは暴力を受けやすい傾向にあり、現在、人権を大切にする教育のニーズが高まっています。知的障がいや発達障がいのある子どもをもつ保護者や支援をする方々からも、以前より障がいのある子どもへの暴力防止プログラムに、高い関心を寄せていただいてきました。今こそ茨城県内の障がいのある子どもへの理解を深め、偏見や差別を払拭し、すべての子どもの人権が尊重される地域づくりをしたいと思っております。
障がいのある子どもが過ごしやすい、生きやすい地域は、きっと他の多くの方にとっても、生きやすい地域になることでしょう。
この障がいのある子どもへの暴力防止プログラムは、これまで23年間に渡り実施してきた就学前向け、小学生向け、中学生向けの子どもへの暴力防止プログラムに比べて専門的な知識や豊富な経験や実力が必要なプログラムであるため、残念ながら茨城県では実施には至っておりませんでした。
この度、茨城県と鈴縫工業株式会社様の令和4年度茨城県企業連携型NPO活動支援事業助成金・寄付金により養成講座を開催し、人材を育成することが出来ました。早速、障がいのある子どもへのワークショップの依頼があり、実施に向け、打合せや練習を重ねているところです。
誠にありがとうございました。