【感想:地域で子どもと子育ちを支えるために~わたしたちにできること~(子ども・子育て支援員養成講座)】

オンラインと会場とで多くのかたにご参加いただきました。
どちらの講座もそれぞれ学びの多いものでした。ありがとうございました。
感想を一部載せます。

【大谷尚子先生講座の感想】

◯学校保健室での具体的な事例等を交えながらのご講演は、わかりやすく、また、心に響くものでした。「トゲ抜き」の話や、『だいじょうぶ?』『治ったら教えてね』等の声かけが相手に及ぼす精神的な力、適切な状況を見極めたうえでの適切な「えこひいき」…これらのことは特に、わたしの中での大切なアイテムになりそうです。
◯日常にたくさんあるはずの「あなたが大切」を伝えることは、間違いなく生きることを支えると思います。そして、そのメッセージを受け取り生きる力にすることができるのは、ひとの持つ本能的な力だと感じました。
◯生きることを支えるためのアプローチは、いろいろあると思います。いろんなアプローチの仕方で、多くのひとがひとに関われるのが理想である気がします。
〇学びの多い講座でした。どの子供もかけがえのない大事な存在である。あたりまえのことであるのにこれを子供たちに感じてもらうためにはどうしたらいいのか。子供たちのヘルプサインをどう気づき、どう受け止めたらいいのか。あらためて考えさせられました。 問題行動はヘルプサインであるというのは周知の事実です。わかっていてもどうしたらいいのかというのが課題だと思っています。 「トラブル発生は真の問題ではなくかかわりのチャンスである」と考え、落ち着かせ理解する→受け止めて手当てし見守る→回復を喜ぶ という一連の行動の実践者の生の声を聞くことができて良かったと思います。この実践の積み重ねが子供に「あなたが大事」を伝えていくのですね。 そして、憲法の話での 「人ではなく個人なのだ」というところでは私にとって大きな驚きでした。ひとりひとりが大事な存在。あなたが大事な存在。伝えていきたいですね。

【村瀬幸浩先生講座の感想】

〇村瀬先生のお話は聴いているうちに、心が楽になる感じがします。 女性へのエールと尊重が素直に受け止められました。 日頃女性だということで差別や偏見がまだまだ多いので、無意識になっているときも多いですが、知らず知らず傷ついているのかなと思いました。 若い時に感じた女性蔑視は、学校にいる間はまだまだ守られていたのに、社会に出るとこうなのかとつくづく感じました。 年齢を重ねれば女性蔑視は減るのかと思いきや、自分が図太くなったくらいで世間は変わらないなあと思います。 そしてそれは、性暴力に顕著に現れるんだと思います。 子どもへの暴力防止(CAP)の活動を20年していますが、子どもは根っこはそんなに変わっていないなあと思います。つくづく自分を含め、頭の硬くなった大人が試されていると思いました。

〇学校教育、家庭教育、人権教育、環境教育。教育の分野は数々あれど、性教育ほど拒否反応の強い分野はありません。 教育の前に性がついたとたんに多くの人が扉を閉めます。もちろんかつての私自身も。 今回の講座で気がついたこと。それは、性教育という言葉が曖昧なイメージだけで浸透していて正しい理解がなされていないのではないかということです。 なんとなく毛嫌いしている、なんとなく避けていきたい、余計な知恵をつけたくないというところではないでしょうか。 性を正しく早いうちから教えつづけるということ。それが性犯罪を犯させないためにも、被害者をださないためにも、被害に声をあげることができるようにするためにも必要なのです。そのことを学校やかつての私のような親たちに理解してほしいと思いました。

〇講座は、誰にもあてはまるのに、どうも遠くに、おいやりがちな性の問題で、いろいろ考えながら聞いていました。 今日思ったのは、私は私のことを大事にしてほしいし、私のこどもたちも大事にしてほしいです。そのためには、私が周りのひとや自分自身を大切にしていかなきゃなぁ、と感じました。

子ども・子育て支援員養成講座(全2回)

「地域で子どもと子育ちを支えるために~わたしたちにできること~」

地域との関わりが少なくなっている昨今、子どもと一緒に遊んだり、学んだり、子どもと同じ目線で子どもたちと関り成長を見守っていく支援者や育成者が必要な時代になってきました。

学童、放課後子ども教室、育成会、地域の大人たちなど、先生でも保護者でもない大人が、子どもたちと関わる場面は多くあります。今、子どもたちを取り巻く環境で、私たちに何ができるのか、どんなことが必要なのかを一緒に考え、支援者となってみませんか?

おふたりの講師をお招きして、講座を開催いたします。

【第一回】12/4(金)

「あなたが大事」の伝えかた

講師 大谷尚子氏

日時/令和2年12月4日(金)
9:45開場 10:00開演

講師紹介:養護実践研究センター代表、元聖母大学教授、茨城大学名誉教授。
東京大学医学部保健学科卒業。日本養護教諭教育学会、日本学校健康相談学会などの設立にかかわる。長年、養護教諭の養成にたずさわり、「養護学」の構築に力を尽くしてきた。ジャパンマシニスト社刊「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」編集協力人。
著書に「『あなたが大事』の伝えかた―保健室と養護学からのヒント」 (ジャパンマシニスト育児新書)、「養護ってなんだろう『保健室の先生』といわれる私たちの仕事とその意味」(ジャパンマシニスト社)など多数。

【第二回】12/18(金)

学んで育つ性、大人は何ができるか

~家庭、学校や子どものいる施設、社会のあり方を見つめ直す~
講師 村瀬幸浩氏

日時/令和2年12月18日(金)
9:45開場 10:00開演

講師紹介:東京教育大学(現筑波大)卒業後、私立和光高等学校保健体育科教諭として25年間勤務。この間総合学習として「人間と性」を担当。1989年同校退職後、25年間一橋大学、津田塾大学等でセクソロジーを講義した。現在一般社団法人“人間と性”教育研究協議会会員、性と性教育の季刊雑誌『sexuality』編集委員、日本思春期学会名誉会員。著書に「おうち性教育はじめます」(KADOKAWA)、「タジタジ親にならないために~子どもと性、必読25問」(子どもの未来社)など多数。

【時間】開場9:45 開演10:00(終了12:00予定)

【場所】
会場参加:ザ・ヒロサワ・シティ会館 分館集会室9号(茨城県水戸市千波町東久保697番地)
オンライン参加:Zoom(ビデオ会議システムオンラインZoom)

※新型コロナ等の影響により会場が使用できなくなった場合は、会場参加をお申込み頂いた方全員がオンライン開催に切り替わります。その際には内容も変更になる可能性もございます。変更になった際はメールにてお知らせいたします。

【参加費】(全2回講座で)2,000円 (水戸こどもの劇場会員・学生無料)/事前申込制
*全2回参加、会場参加、オンライン参加、1回のみ参加すべて同額2000円

【定員】会場30名・オンライン50名/定員になり次第締め切り
※会場は感染症対策を万全に行い実施しますが、少しでもご心配な方はオンラインでの参加をお勧め致します。

※どちらかの日が会場参加で、どちらかの日がオンライン参加という場合は、パスマーケットでご購入するチケットはオンラインをお選びいただいた上、その旨水戸こどもの劇場までメールにてご連絡ください。または、本ページからの申込の場合は、質問欄にその旨コメントを書いてください。

【お申込み】
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お振込先(郵便振替)をお知らせいたしますので、5日以内にお支払いください。
または事務局までお支払いにお越しください。

また、水戸こどもの劇場会員や学生の方も本ホームページ申込フォームからお申込みください。

(注意)
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事前にお申込みの上お支払いをお願いいたします。

【主催・お問い合わせ】
認定NPO法人水戸こどもの劇場
029-255-0908
水戸市見川2-82-11